脱勤め人生活を模索中

 昨年3月,勤め先を退職し,再就職する歳でも当てがあるわけでもなく,そのまま無所属フリーランスの脱勤め人生活が始まった。

 「毎日が日曜日」にならないよう,規則正しい生活を心掛けた。
   起床・就寝時間を一定に保つこと。
   自宅ばかりでは飽きる,集中力を切らすので,自宅外にも執務スペースを確保し,ローテーション化すること。

 起床,就寝時間は,通勤時間が不要になった分だけ起床時間が遅くなったくらいで,現役時代とさほど変わっていない。
 執務スペースは,非常勤講師として授業がある週2日は講師控え室を利用し,他は自宅とカフェを利用することで確保した。夏休みなど講義のない長期休暇中は生活のリズムを保つのに苦心したが,利用するカフェの種類を増やして目先を変えた。

 しかし,集中力散漫で時間の使い方に無駄が多かったように思う。
 これを解消しないと思ったような成果は決して挙げられないだろう。

 元々,大部屋での執務ではなく、個室・研究室執務なので、外的に労務管理される立場ではなかった。
 集中力が途切れがちだったのも今に始まったわけではない。

 しかし,今やどこの組織にも属さず,非常勤講師として授業を担当する週2コマ以外,執務場所,時間が拘束されてはいない。
 そのため講義時間以外,どこで何をしていようと,執務怠慢と指摘を受けるわけではない。

 執務時間,場所など外形的には規則正しく振る舞っていて,傍目には現役時代と同様忙しく映っていても,自分の問題として執務のオンとオフの切替を意識的に行ってゆかないと,毎日が日曜日の人に限りなく近づいてゆくことになる。

  脱勤め人生活の追求も生やさしくはないわけだ。

 


 

続載ない以上



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