さらに2週間

  その後も足踏み2週間。
  この間の,行ったり,来たりを綴っても仕方ないので,現時点での考えを記すと

 価値論の意義を示すには,商品経済が社会的に全面化したのが資本主義経済である以上,資本主義経済の成り立ちを示す点に求めるほかない。それは経済原論全体の展開になるが,基軸になるのは資本による生産過程包摂の分析にある。その場合,生産過程における資本価値の姿態変換による価値増殖の分析が重要になる。言い換えると,不変資本及び可変資本の再検討であり,その検討を通して多様な労働の編成を明らかにする,という構想から出発した。そこから先進まなかったが,現時点では


 生産過程に投じられた資本の価値は生産物の価値に移転するものと移転しないものに分れる。

 価値移転するもの,不変資本は従来,生産手段に投下した資本とされてきたが,例えば山口原論のようにいわゆる間接労働の成果を「無体の生産手段」と位置付けるものもある。
 価値移転しないもの,可変資本は従来,労働力に投下した資本は,労働力の使用,労働によって,その価値以上の価値をもその価値以下の価値をも生み出しうるとされてきたが,価値を形成しない労働もありうる。

 労働の価値形成性の基準は山口の場合,二義あった。どちらも成果物との間の量的技術的確定性とされているが,中身は費用計上能性と追加供給可能性に分れていた。それぞれ労働類型としては異なるものの,どちらも資本による生産過程包摂に必要。 

 さらに労働力の再生産という観点から別種の活動も労働として被通用。

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