八王子合宿から戻っても,29,30日の土日は気分が乗らなかった。
5日ぶりにジム通いを復活させると,体重が1Kg弱増。
ステップマシーンの目標を普段の倍800Kcalに設定して70分余りこいだ(最後の10Kcalは歩くスピード)。
学会報告の骨子はおおよそ次の如くにほぼ固まった。
I.宇野派における可変資本概念形骸化の底には労働力商品概念の他への代替進行がある。労働力商品概念を用いる価値論的意義は資本価値の姿態変換のなかで剰余価値発生を説くことにあるが,もう1つの意義は労働商品化との違いを明らかにすることにある。事業主による指揮命令の発動(労働内容・労働手順の細かな指示)が禁じられている「労働の商品化」(請負)は本人の裁量性が高いのに対し,指揮命令が認められている「労働力の商品化」(雇用)は裁量性に乏しい。
II.価値の姿態変換という点で生産過程に目を移すと,分業連関を視野に入れる生産過程論では,過程間の連結や過程内の労働補助に係わって,様々な間接労働の存在(運輸・保管・通信・調整,技能教育)が浮かび上がる。直接生産労働に対する間接労働という意味では労働の横の広がり(多様性)を示すし,調整や技能教育の主体を対象の存在は労働の縦の広がり(階梯性)を示している。また,山口原論ではこれを「効果」と呼び,「無体の生産手段」と位置付けているが,無体物,いわゆる有用効果は「労働の結果」とも「労働」(労働力の消費)とも捉えることができる。
III.資本主義的生産過程は価値形成労働と価値非形成労働の違いが生じる。価値実体抽出の場を資本の生産過程に移した宇野弘蔵も「労働の同質性」,すなわち抽象的人間労働は普遍的な生産過程を対象に抽出している。したがって,山口の指摘するように,社会的生産の基礎としての抽象的人間労働と価値の実体としての抽象的人間労働は異なる。後者,資本によって投下されその効率性原則によって締め上げられた抽象的人間労働こそ,成果との間に量的技術的確定性が高く重心価値の実体となり得る。山口のいう確定性を読み解くと,労働者における裁量性の乏しさと追加供給可能性の高さを意味する。II.の考察を踏まえると,「労働力の商品化」による資本主義における労働の中では,資本による指揮命令の発動が制限された,本人の裁量性が高い労働は価値非形成労働と位置付けざるを得ないが,価値を形成しない様々な間接労働や熟練労働の中にこんにちの労働の多様性・階梯性が実現しており,その部分がますます拡大している,と言える。
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