タスクチーム「労働」

  参加している研究会では,これまでの現代資本主義における論点洗い出し報告を踏まえて,論点毎にタスクチーム,分科会を作成することになった。
 「労働」をテーマにしたチームも出来たが,諸般の事情で3月末の研究合宿には参加出来なくなった。代わりに,現在の労働問題に関する自分なりの見取り図をまとめてみることにした。(随時更新

指揮命令権の有無 対象 備考 課題
非雇用 家事労働,NPO2) 有償,無償あり 無報酬 役割分担(時間配慮)
有報酬 賃金水準
ギグ・ワーカー 形は個人事業主(請負) 現実に指揮命令(配達径路の指図など)を受けていないか
雇用1) ワーカーズ・コープ3) 雇用契約締結 持続可能性(雇用,賃金,投資)
労組・団体交渉
非正規雇用 7割弱が女性 待遇格差,無期転換前の解雇
短時間のパート「家計補助的労働」は「年収の壁」の前に自ら就業調整。保険料課されない代わりに低年金4).その基礎年金は第2号被保険者全体で負担(女性間の不公平)
スキマバイト
女性労働 1990年代には共稼ぎ>片稼ぎ,M字曲線解消間際 性別賃金格差(昇進格差)〔 長時間労働を強いる男性片働きモデルの限界〕
ホワイトカラー 裁量労働制(長時間労働,査定の公平性)
限定正社員(ジョブ型雇用への転換)
注;1)時間外手当,有給休暇,最賃,休業手当,労災,社会保険。
2)会費・寄付で発足。利益の配分不可。原則1人1票。
3)株式会社のように出資で成立,利益の配当可能.協同組合のように意思決定は1人1票。
4)第2次安倍政権以降,政府はパートへの厚生年金適用拡大で対応。

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